2023.11.01
『カリスマって何??』
先日、仕事で熊本に行ったとき、少し足を伸ばして天草の方まで行きました。すると、出てくる出てくる”天草四郎”。
像はあるわ、イラストはあるわ、お土産品があるわ。。。
天草四郎とは歴史の教科書に出てくる「島原・天草の乱」の首領です。
ふと石碑を呼んでいると、一揆をおこしたときの天草四郎の年齢はなんと16歳(諸説あり)だそうです。
びっくり…16歳ですよ!?!??
その時にふと思うわけです。
「どんなカリスマ性 持ち合せとんねん!!」
私が16歳の時といえば、初キッスをどこの場所でするべきかを悩みに悩んだ結果、雑誌の浅はかな情報から“橋の下”が良いらしいと見つけ、彼女を連れて行ったものの、ゴリゴリの野良猫の喧嘩にびっくりして、そそくさと退散する。そんな思い出しかありません。
はい。話を戻します。
天草四郎は敵味方から“神童”と恐れられ16歳にしてうん万人という人を引き連れて幕府を相手に、戦いを挑みます。
なぜ、そんなカリスマになり得たのか…
天草四郎の味方(軍団)は、天草四郎の奇跡を信じていたそうです。
「盲目の少女に触れたら目が見えるようになった」、「天草と島原の間にある湯島まで海上を歩いて渡った」、「豊臣秀吉の息子・豊臣秀頼の落とし子である」出るわ出るわ。奇跡伝説。
多くの人はそれを信じ、“天草四郎が味方なら、この戦いぜっっったい勝てるやん!!まちがいないやん!!もう無敵やん!!”そう思っていたことでしょう。
現代の人からしたら突っ込みたくなりますよね?
「もし奇跡起こせるなら…わざわざ戦うとかしんどいことしなくても…敵地にどでかい台風おこせば勝ちやん…」
しかし、彼らはそんな事を考えもせずに邁進するわけです。そして、バリバリの武具を身につけた幕府相手に、鍬(くわ)や竹やりを持って連戦連勝を遂げていきます。
現代で考えれば「いやいや 無茶やん…」となりそうですが、そこは信じる力。
これこそが実際に起きた奇跡なんだろうなぁと思います
“信じる”ということには大きな力がありますね。
どんな鋭利な刃物でも、はたまた飛び道具の鉄砲を相手にしても、“信じる”という心に決めた一本槍だけで勝つことが出来るんですね。